映画『恋は雨上がりのように』ネタバレ/結末がステキ過ぎ

恋は雨上がりのように
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(画像は公式サイトのスクリーンショット)

今回は『MOVIE RUNNER』を運営して、初めて青春ラブストーリーの映画レビューを行ないます。その映画は5月25日に公開された大泉洋・小松菜奈主演の『恋は雨上がりのように』。

小松菜奈演じる足の怪我で陸上を諦めた女子高生・橘あきらと、橘のバイト先のファミレスで店長を務める大泉洋演じるさえないオッサン・近藤正己の恋愛模様を描いた作品です。

公式サイトでは、「真っ直ぐすぎる17歳、さえない45歳。ふたりに訪れる、人生の雨宿りの物語。」なんて素敵すぎるフレーズもあり、二人の恋の行方が気になりますね。

二人はどんな結末を迎えたのでしょうか。『恋は雨上がりのように』のネタバレレビューを行ないながら、お伝えたいと思います。

とりあえず冒頭から結末まで最高でした。観終わったあとはなぜか清々しい気持ちにもなれる映画でもありました。

※以降は映画『恋は雨上がりのように』のネタバレが含まれています。予めご了承ください。

映画『恋は雨上がりのように』ネタバレ/ふたりの結末は予想通り…

早速、映画『恋は雨上がりのように』の結末をネタバレします。怪我で夢を諦めた【あきら】は、そのまっすぐな性格もあり「私、店長のこと好きです」と【近藤】に想いをぶつけます。

戸惑う【近藤】ですが、【あきら】の積極的なアプローチでデートに行くなど、少しずつ距離を縮まっていきます。ネタバレになりますが、例えば、【近藤】が運転する車でのシーン。

【近藤】が「橘さんとデートしたら、周りからなんてみられるか…」と言うと、「今、デートしてくれるって言いましたよね!?」と言って、デートを無理やり申し込んだり(笑)。

あのまっすぐだけど不器用さのある【あきら】とそれに戸惑う【近藤】のやり取りは面白く、劇場内でも笑いが起きていました。小松菜奈と大泉洋の演技の賜物ですね!

ただ、ネタバレですが、最終的に【近藤】は【あきら】の想いに応えることはありませんでした…。わかっちゃいたけどやっぱりちょっと残念な展開でしたね。

【近藤】は夢を諦めた先輩として、これからの人生がある【あきら】の想い受け止めつつ、【近藤】なりに彼女の未来を考えて、好きという感情を持ちつつ応えなかったのでしょう。

その後【あきら】は、【近藤】の優しさや親友らの激励もあり、陸上に戻ります。一方の【近藤】は仕事をしつつ、諦めていた夢、劇中では執着とも言われた小説の執筆に向かう展開へ。

映画『恋は雨上がりのように』のCMを観て、二人が付き合う結末はないと思ってたので、予想通りの結末だったんですが、どこか付き合ってほしかった期待もあり、フクザツでした…。

調べてみると、漫画版やアニメ版の『恋は雨上がりのように』でも、映画と同じように2人が結ばれる結末ではなかったみたいですね。

映画『恋は雨上がりのように』ネタバレ/妄想膨らむ結末でもある!

ただですよ。2人が付き合うといった結末を描きはしませんでしたが、2人の今後の展開を妄想させるような描き方はありました。というのも『恋は雨上がりのように』の結末のシーン。

ネタバレすると、近藤が車を走らせていると、陸上部の練習をしている橘にすれ違うんですよね。そこで、近藤は車を止め、橘の足を止めて久々に話を交わすんです。

いくつか言葉を交わすと、しばらく間をあけて橘は「わたし達って友達ですよね」「友達ならメッセとかすると思うんです」「店長とメッセしたい」と涙まじりの笑顔で言うんですよ。

そのときの、あきらのあの何とも言えない表情のアップ(小松菜奈の演技がマジで上手)で、映画『恋は雨上がりのように』は幕を閉じ、主題歌の『フロントメモリー』が流れるんです。

どうでしょうか。別に2人の今後の関係を明示していない終わり方ではありますが、観客一人ひとりが2人の今後を想像できる結末ではありませんか!

映画で2人が付き合うという結末だとなんだか嬉しいようで、オッサンとJKが付き合うというやっぱりリアルティのない展開で観ている方は興ざめしてしまいますし。

かと言って、映画で2人がもうゼッタイ付き合わない結末を迎えても、あきらの恋を応援していた側からすると、悲しくなってしまいます。

つまりですよ!映画『恋は雨上がりのように』が描いてくれたあの結末が、観客にとって一番ベストな終わり方だったと思うんですよね。

映画を観終わり、劇場からでるとき、前の席にいたJKらしき二人組も「いい終わり方だったと思う」って言ってましたが、自分も内心「そのとおり!!」と叫んでいました(笑)。

映画『恋は雨上がりのように』ネタバレ/清々しい気持ちになれた。

実はこの手の映画、女子高生がヒロインの恋愛・青春映画を観るのは人生で初めて。いつもはハリウッド映画のアクションかSFかファンタジー系しか観ていません。

なのに、公開初日に観に行きました。それはなぜか。CMで何となく気になったのもありますが、一番は主演の小松菜奈の女子高生姿に惹かれたからですwww

完全にキモオッサンの極みですよね。ただそんなキモオッサンな筆者ですが、映画『恋は雨上がりのように』を観終わったあと、なぜか清々しい気持ちになれました。

それは、映画のタイトルのように、雨がやみ、雨雲の切れ間から太陽の光が差し込み、どんより灰色な世界が爽やかになっていくような感じです。

ケガで夢を絶たれた女子高生・あきらと夢を諦めたオッサン・近藤が再び夢に向かって歩き出す姿は観ている側としてもなにか前向きな気持ちをもらえますからね。

とくに、年齢的に近藤に近いオッサンのカテゴリに入る筆者としては、さえないバツイチ子持ちの男が、現実の中で地に足をつけながら「小説を書く」という夢を追う姿は共感しました。

不純な動機で観た映画『恋は雨上がりのように』でしたが、「夢を諦めない」という純粋な気持ちを取り戻せた気がします。

それではウンコしたいのでこのへんで!

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