『シグナル』ネタバレ特集/真の原作の結末は最高だった件

シグナル
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この春、放送されるドラマ『シグナル』。不思議な無線機で繋がった“過去”と“現在”の2人の刑事が長期未解決事件を追うSFヒューマンサスペンスのドラマです。

タイムトラベル要素が入ると、なぜか異様にテンションが高まってしまうため、『トドメの接吻』に続いて『シグナル』は期待大なドラマとなっています。

ただ、このドラマ、サイトですと韓国ドラマが原作と言われていますが、実は違うんですよね。個人的には見解としては。『シグナル』には“真の原作”とも言える映画があるんですよ。

今回は『シグナル』のネタバレ特集の一環で、ボク的に真の原作と考えている映画の結末をネタバレしちゃいます!もしかしたら『シグナル』の結末の展開にも参考になるかも!?

※画像は公式インスタグラムの投稿画像のスクリーンショット。

※以降は『シグナル』に関わるネタバレがあります。閲覧には十分注意してください。

『シグナル』ネタバレ特集/そもそも韓国ドラマは原作じゃない

「は!?『シグナル』の真の原作ってなんのこと!?」と思っている方が大多数だと思うので、そのあたりをカンタンに簡単に解説しちゃいましょう。

『シグナル』の公式サイトでは、2016年に韓国で放送された同名タイトルの『シグナル』が原作と紹介されていますが、これは冒頭に述べた通り違います。個人的な見解ですけどね。

なぜなら、原作と言われている韓国版の『シグナル』が、2000年に公開されたハリウッド映画『オーロラの彼方へ』にそっくりなんです。

カンタンに言うと、ドラマのストーリーの根幹を担う設定やコンセプトがびっくりするほど似ているんですよね…。マジでwww

『シグナル』ネタバレ特集/米国映画に似すぎな原作ドラマwww

というのも、真の原作と考えている『オーロラの彼方へ』も「時を越えて交信できる無線機」「無線機を通じて過去と現在の2つの時間軸で1つの事件を追う」という話。

ドラマコンセプトがそっくりなんです。繰り返しますが、真の原作と考える映画は2000年公開ですからね。サイトで原作と紹介されている韓国版『シグナル』の放送は2016年です。

ゼッタイ2000年に公開された『オーロラの彼方へ』のコンセプトをパクってますよね。いわゆるウリジナル状態というやつですよ。

だから、個人的に『シグナル』の本当の原作は『オーロラの彼方へ』と考えています。韓国版『シグナル』は勝手に『オーロラの彼方へ』をリメイクしただけという認識なんです。

その辺の詳しい話はこちらの記事で解説しているので確認してみてください。

シグナル・ネタバレ特集/原作の韓国ドラマが盗作だった件
———無線機を通じて、つながる“過去”と“現在”の刑事、時を越えた捜査が未解決事件に挑むドラマ『シグナル』。タイムトラベル系の作品が好きな筆者にたまらない作品ですね。 そんな『シグナル』の原作は、公式HPかなんかでは、同名の韓国ドラマと言わ...

『シグナル』ネタバレ特集/真の原作の結末は超絶ハッピーエンド

『シグナル』の真の原作は2000年に公開された『オーロラの彼方へ』だと考えている理由を述べたので、ここではその個人的に原作と考えている映画の結末をネタバレしちゃいます。

結論から言うとかなりハッピーエンドです。これでもかというくらい主人公を取り巻く環境は好転。結末が良すぎて「ご都合主義」と批判もされそうですが、個人的にはアリですね。

どんな結末を迎えたかネタバレすると、過去と現在をつなぐ無線機である事件を解決したことで、バタフライ効果(小さな事象が大きな事象につながる)によりこんなことが起きます。

・主人公の父親は30年前に死ぬ運命だったが、主人公が生きる”現在”まで存命することに。

・物語冒頭、妻と別れていたが、妻とは別れず子どもも産まれて幸せな家庭を築いている。

・過去に起きた連続殺人の犯人を倒すことができた。

・主人公の友人は主人公が無線機で過去の友人に送ったアドバイスで金持ちになれている。

どうでしょうか。かなり主人公にとってかなり良い結末ですよね。やっぱり感動的だったのは父と息子の再会のシーン。

これまで無線越しでしか話せなかった2人ですが、歴史の改変により、父親は現在まで生きることになったため、30年の年月を越えて父と息子が再会するシーンは少しうるっときました。

見終わったあとなんとなく「父親を大切にしたい」「いつか息子を持ったときどんな関係性になるんだろう」なんて人生についても考えてしまいました。

「シグナル」ネタバレ特集/韓国版の結末もかなりハッピーエンド

一方、韓国版の『シグナル』の結末はと言うと、こちらも一応はハッピーエンドですね。ある事件が15年前の世界で解決したことで、「歴史の改変」が大きく起きました。

『シグナル』は、先に紹介した『オーロラの彼方へ』に比べてストーリーが複雑なので、簡単に解説しちゃいます。

・物語の終盤で追うことになる女子高生暴行事件の真相が解明。もともとは主人公(日本版:坂口健太郎)の兄が犯人とされていたが、有力議員の甥が犯人だった。

・主人公(日本版:坂口健太郎)の兄は自殺が真相が明らかになる。実は真相が暴かれないよう口封じで刑事部長(日本版:渡部篤郎)が殺害していた。

・女子高生暴行事件が15年前の世界で解決。これに付随して物語の冒頭で起きた女児誘拐事件も過去に解決する。

・女児誘拐事件の解決したことで、「時効撤廃の法案」「長期未解決事件専門チーム」が存在しないことになる。

…要点だけまとめると上記のような結末を迎えます。主人公の兄の死にまつわる事件が15年前の世界で解決したことで、物語の序盤で発生した女児誘拐事件も解決できたことがポイント。

「歴史の改変」が大きく起きてしまい、現在の世界では、主人公は刑事ではなく交番勤務となってしまいました。タイムトラベル系作品の醍醐味ですね。

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