スパイダーマン ホームカミング・ネタバレ/ヴィランは悪じゃない

スパイダーマン:ホームカミング
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『スパイダーマン:ホームカミング』の予告編で“最強の敵”と称された本作のヴィラン・ヴァルチャー。鋭い視線を放つ暗視ゴール、巨大な鉤爪。そして天を羽ばたく鋼鉄の翼…。まさに敵という姿だ。しかし、本作を観て判明したのだが、本作のヴィラン、スパイダーマンの敵であっても“悪”ではなかった…。ネタバレを含みつつ、ヴィランについてレビューしよう。

※以降は『スパイダーマン:ホームカミング』ネタバレを含むため閲覧に注意してください。

※画像引用:公式予告動画のキャプチャ

『スパイダーマン:ホームカミング』ネタバレ/ヴィランになったのは家族のため。

ヒーローものなら“勧善懲悪”、すなわち「悪いヤツはとことんやっつけろ!」的なストーリーを好む筆者。『スパイダーマン:ホームカミング』でもそういったノリを期待していた。しかし、ネタバレとなるが、本作ではそういったことはなかった。

というのも、本作のヴィランである『ヴァルチャー』が“悪”ではないのだ。『ヴァルチャー』となる人物(その正体はこちらの記事でネタバレ)は、もともと善良な市民。

しかも、前作『アベンジャーズ』で宇宙人種族チタウリとの戦闘で甚大な被害を出したニューヨークの復興に一役買おうと、全財産をかけて起業する働き者だったのだ。

しかし、せっかく始めたチタウリが使用した武器や乗り物などの廃品回収は、スターク・インダストリーズと政府が共同で設立したダメージ・コントロール局(復興と恐らくオーバーテクノロジーを拡散しないための組織と思われ)によって廃業に追い込まれてしまう。

自分には愛する妻も娘もいる。自分の事業に賛同してくれた部下やその家族を経営者として支える義務もある。そうダメージコントロール局の責任者に訴えても、無下にされる。

そこで、愛する家族や自身を慕ってきた部下のために、止む無くチタウリなどが残したテクノロジーと現在の科学技術と掛け合わせ、武器を製造・密売する組織を取り仕切るヴィラン・ヴァルチャーとなってしまうのだ。

『スパイダーマン:ホームカミング』ネタバレ/ヴィランの共感する人物像も魅力。

これまで、『アイアンマン』や『マイティ・ソー』など、様々なマーベル作品を観てきた。どの作品にもヴィランがいたが、トニー・スタークのお守りに嫌気が指して、スターク・インダストリーズの乗っ取りを図ったオバディアしかり、宇宙を我が物にしようと地球侵攻を試みたダークエルフのマキレスしかり、ステレオタイプな“悪”が多かった。

ソニー・ピクチャーズ版のスパイダーマンの代表的なヴィラン・グリーンゴブリンも、ネタバレになるが、自身立ち上げた企業から追い出されたあげく、自ら開発したパワー増強剤を服用したことにより別人格が形成。ヴィランとなったが、自分をないがしろにした相手に復讐する怪物となっており“THE・悪”といったところ。

それに比べて『スパイダーマン:ホームカミング』のヴィラン・ヴァルチャーはどうだろうか。仕事を奪われてしまった怒りという感情もあるが、ヴィランとなった主な理由は、家族や部下を守るため。よくありがちな私利私欲のために悪の道に走ったワケではないのだ。

正直、ヴィランとなった人物にも共感できてしまう。本編では「俺は家族のためならなんだってする」という、完全に家族想いの父親のセリフもあった。こうしたヒーローだけでなくヴィランにも共感できる人物像が描かれている点も本作の魅力だと思う。

これから『スパイダーマン:ホームカミング』を観る方は、ヴィランにも注目してほしい。

ちなみに、『スパイダーマン:ホームカミング』をきっかけにスパイディの世界を知りたくなったと思ってしまった筆者。架空の世界だけども…と知りつつ『スパイダーマン大全』なる本を買い物カゴに入れてしまった…。もう、マーベル戦略の虜です。ハイ。

 

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