(画像は公式サイトのスクリーンショット)
さて、前回に引き続き映画『恋は雨上がりのように』特集を行なっちゃいます。てか世の中では『恋雨』と略すんだね。この記事作成でオッサンは初めて知りましたwww
トツゼンですが、まだこの映画を観ていない方に聞きます。小松菜奈と大泉洋主演の映画『恋雨』、どんなイメージを持っていますか?
日本映画で定期的にやるティーンエージャーが好きそうな恋愛映画でしょう。って思っていたりしませんか。『君の膵臓をたべたい』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』みたいな。
自分は映画を観るまでそんな風に思ってました。けど、実際はそれは間違いでした。あえて言おう、オッサン世代が楽しめて元気がもらえるモチベ・ドーピング映画だと!解説しますね。
※以降は映画『恋雨』のネタバレを含む感想になります。極力ネタバレしないようにします。
映画『恋雨』のネタバレ感想/オッサン世代が観るべきワケ(1)
「懐かしさ」を感じられる。小松菜奈演じる橘あかりが女子高生ということもあり、当然ながら、登下校のシーンや教室でのシーン、部活のシーンが出るんですよね。それが懐かしい。
小松菜奈が教室の机で寝ているシーンだったり、お調子者のクラスメイトが先生がイジられてみんなから笑われたりする姿を観るとですよ「これが日常だったわ」と懐かしむんですよ。
学生を卒業しいわゆる社会人と呼ばれるように何だかんだ10年。完全に現実逃避ですけど、映画を観ている間、学生気分を味わえるのがとてつもなく楽しいんです。オッサン世代は。
満員電車に揺られて会社に行く。会社に行けば、やれ締切だ、やれ会議だと言われる日々…。仕事中、笑えることはあっても、学生のときに比べたら明らかに笑う数は減っているんです。
若かりし頃の自分、環境を思い出させてくれるシーンが映画『恋雨』にあるから、オッサン世代が元気になると思うんですよね。
映画『恋雨』のネタバレ感想/オッサン世代が観るべきワケ(2)
ファミレス店長の近藤に共感できる。大泉洋演じる近藤のさえないオッサンぶりが良いんですよね。等身大のオッサンというか。
バイトの高校生から「店長臭う」と陰口を言われてしまい事務所でシャツを替えたり…。お客様の文句に敬語を並べ、一生懸命ペコペコする姿だったり…。
映画『恋雨』のネタバレとなりますが、もともと近藤は小説家希望なんですよね。でも夢半ばで諦めて仕事をしている。でも自宅には白紙の原稿用紙があって諦めきれていなかったり…。
映画『恋雨』で描かれている近藤は、30代・40代、夢を諦め現実を生きるという選択をしたほとんどの大人たちに当てはまるオッサン像なんです。
だから、近藤の言動が共感できる。映画『恋雨』のネタバレになりますが、あきらとの出会いによって忘れていた小説を書くという夢を改めて追うことにします。
自分と重ねることができる近藤という一人のオッサンが、最後は現実の中で自分なりに夢を追っていく姿を観ると、なんだかやる気をもらえます。
あきらの年代の視点に立って観ると「懐かしさ」を味わうことができ、程よく現実逃避できる。近藤の年代の視点に立って観ると、近藤の夢を追う姿勢に勇気をもらえる。
だから、冒頭に述べたように、映画『恋雨』は、オッサン世代が楽しめて元気がもらえるモチベ・ドーピング映画だと思うんですよね。
「仕事に疲れてしまった」「俺はなんのために日々を過ごしているのか」といった会社員として日々頑張っているすべてのオッサン世代がゼッタイに観るべき映画だと思います。
以上、ウンコがしたいのでこの辺で!駄文すみませんでした!
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