『ジョーカー』考察/なぜイカレ母親はアーサーを養子にしたのか

ジョーカー
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映画『ジョーカー』の特集第1弾は、アーサーの母親にまつわるギモンについてフォーカス。

同作ではアーサー(ジョーカー)の悲惨な生い立ちが明かされましたね…。

しかし、疑問が生まれます。あんなにヤバい母親がなぜアーサーを養子にしたのでしょうか。

アメリカの養子事情を調べつつ、その理由や若かりし母親の人物像を考察(ほぼ妄想)しました。

結論から述べると、かつては心優しい女性で慈善精神で養子に迎え入れたんだと思います。

本記事は『ジョーカー』を既に鑑賞した方向けとなっています。ネタバレが多いため、これから観る方は閲覧を控えてください。
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アーサー(ジョーカー)と育ての母親の悲惨な関係【闇落ち必至】

考察の前に映画で明かされたアーサー(ジョーカー)と母親・ペニーの関係性を整理しましょう。

映画で明かされたその関係性はかなり悲惨なものでした…。

  • 長年暮らしていた母親・ペニーとアーサーに血縁関係はなく養子だった
  • 養子にするが育児を放棄。当時の交際相手がアーサーを虐待しても黙認
  • ペニーには妄想癖がありアーサーはウェインとの子供だと妄想していた

この生い立ちを知るとアーサーが狂気に世界に足を踏み入れるのは必然だった気がします。

自分を愛してくれた存在がこの世にいなかったワケですからね…。

ジョーカーをジョーカーたらしめるバックボーンがそこにありました。

コミック版のジョーカー誕生の設定よりよっぽど説得力があった気がします。

コミック版ではバットマンに追われたコソ泥が工場の化学溶液に落下。白い肌、常に笑みを浮かべる口などに変化。自身の容姿をみて正気を失いジョーカーになった。

そしてアーサーの生い立ちも然ることながら、育ての母親・ペニーもなかなかイカれてます。

映画では精神病棟にいた頃の養母のシーンがありましたが、目がうつろでヤバかったです。

養子大国のアメリカでは慈善精神で養子を迎え入れるケースが多い

そんな彼女が養子を迎え入れた理由を考えるにあたって、アメリカの養子事情を調べました。

するとアメリカって養子大国なんですよね。養子の数が日本と比べ圧倒的に多いんです。

  • 日本での年間の養子縁組数…544件(2015年度の特別養子縁組成立件数から)
  • アメリカで養子として育てられた数…推定12万7000名(2001年)

https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Overseas/2007/ROR200712_001.htmlより参照
https://www.jiji.com/jc/v4?id=201703adoption0001より参照

時期は違いますが養子の数が違いますよね。

養子に対する考え方も日本とは違って語弊はありますが、オープンでカジュアルなんだとか。

 

なお、養子を迎え入れる理由は大きく分けて2つあるそうです。具体的には以下の通りです。

  • 慈善精神で恵まれない子どもを迎え入れる
  • 子どもが恵まれず、養子として迎え入れる

ハリウッドセレブが養子縁組をするのも慈善精神なんでしょう。日本ではあまりないですよね。

ネットで調べると養子に迎える里親の中には独身女性や男性もいると言うから驚きです。

もちろん、誰でも里親になることはできず、子どもを育てられるかどうか審査があります。

映画で描かれた妄想癖のあるペニーでは間違いなく里親にはなれません。

母親・ペニーもかつては心優しく慈善精神でアーサーを養子にした?

こうしたアメリカの養子事情を知ると、ペニーもかつては心優しい人物だったと思えてきます。

理由は2つあります。

  • 若かりし頃のペニーが聡明な女性に見えた

映画『ジョーカー』のワンシーンで若かりし頃のペニーの写真が映るシーンがありました。

その写真に写っている彼女はキレイで聡明な女性のように見えたんですよね。

イメージは完全に若い頃のグウィネスさん。ペッパーポッツを演じた女優です。うん可愛い。

  • 大富豪のウェイン邸で働いた実績があった

昔はウェイン邸で仕えていました。大富豪のもとで働くためある程度身辺調査はあったはず。

それをパスしていたワケですから社会的に信用のあった人物といえます。

 

これらを踏まえると、もともとは妄想癖もなく心優しい女性だったのではないでしょうか。

しかし、悪い男に捕まりDVを受け精神を病んでしまった。

実際に慢性的にDVを受けてしまうと不安障害といった精神疾患になるケースもあるそうです。

…そう考えるとアーサーを養子に迎え入れた理由と映画で描かれたペニーで辻褄が合います。

 

変な話ですが、ジョーカーの育ての母親であればこうした悲しい背景がふさわしい気もします。

以上、映画『ジョーカー』特集第1弾でした。

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