『エンドゲーム』/キャプテンアメリカの老人姿に思うこと

エンドゲーム
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(画像引用:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame/character/captainamerica.html

『エンドゲーム』特集は続くよどこまでも。

こんにちは。ムービーランナーの編集長のリノです。

 

今回はキャプテンアメリカ(キャップ)に注目!

映画の終盤でインフィニティストーンを元の時代へ返しに行ったキャップ。

しかし、ミッションを終えて現代に戻ると老人になっていました。

  • キャプテンアメリカは過去に戻りどう過ごしたのか。
  • なぜ過去にとどまることにしたのか。

上記について自分なりの考察したいと思います。

加えて、老人となったキャップに思うことも交えて説明します。

『エンドゲーム』は楽しかったけどマーベルに詳しくなく分からないことがあった。

なんて方にオススメの記事となります。

 

<注意!ネタバレあり>

こちらの記事は『エンドゲーム』を観た方前提の内容となっております。

そのため、同作のネタバレ情報を多数含みます。閲覧にはご注意ください。

エンドゲーム/老人姿で戻ってきたキャプテンアメリカ。どんな人生を歩んだ?

老人姿となって現代に戻ってきたキャプテンアメリカ

映画『エンドゲーム』は衝撃の連続でした…。

その一つがキャプテンアメリカの結末ではないでしょうか。

 

サノスに勝ち、インフィニティストーンを元の時代に返しに行ったキャプテンアメリカ。

しかし、ミッション終了後、現代に戻ったキャプテンアメリカは老人となっていました。

 

キャプテンアメリカ曰く、自分の人生を歩んだとのこと。

つまり過去にとどまってスティーブとしての人生を歩んで現代に戻ってきたのです。

ではキャプテンアメリカはどんな人生を歩んだのでしょうか。

スティーブとしての人生を歩み、ペギーとの約束を守った

映画『エンドゲーム』では、ペギーとのダンスシーンが描かれていました。

 

過去のマーベル作品を観ていない方は「なんのこっちゃ」となったはず。

あれはキャップの最初の活躍を描いた『ファーストアベンジャーズ』に関係します。

この映画で彼はペギーとデートの約束を交わしていたんですよね。

 

しかし、ヒドラの侵攻を防ぐため敵の飛行機を自ら墜落させ消息不明に…。

ペギーとの約束を守れないまま70年間海の底で氷漬けになってしまいました。

あのダンスシーンはその約束を70年の時を超えて守ったことを意味してるんです。

自分の人生を歩みだしたスティーブ、その後ペギーとどうなった

ペギーの約束を守った後、キャプテンアメリカはどんな人生を歩んだのでしょうか。

映画ではファルコンがそのことを質問します。「どんな人生だったい?」と。

しかし、老人の彼は「そのことは胸に閉まっておこう」と明言を避けました。

 

ここからは妄想になりますが、ペギーと共に人生を歩んだのだと思います。

というのも、映画『ウィンターソルジャー』では年老いたペギーの姿を、

映画『シビル・ウォー』ではペギーの葬式を、キャップは観ているんですよね。

キャップは、70年前に自分が失踪した後のペギーの人生を知っているんです。

 

そのため、過去に戻ったキャップにとってペギーとの再会は嬉しかったはず。

叶わなかったペギーとの人生を歩んだのではないでしょうか。

老人姿のキャプテンアメリカの左手には結婚指輪がありました。

これはペギーとの結婚を意味していると思っています(信じています)。

エンドゲーム/老人となったキャプテンアメリカ。なぜ過去にとどまった

過去に行き、キャプテンアメリカではない人生を歩んだスティーブ。

そもそも彼はなぜ過去に留まったのでしょうか。そのワケは2つあると思います。

(1)ペギーとの再会をずっと夢見ていたから

これは先ほど紹介した通りですね。

自分が氷漬けになった後のペギーの人生をキャップは知っています。

それ故に「もしあの時失踪していなければ…」という思いを持っていました。

その証拠に前作でワンダの心理攻撃で「失踪しなかったら」という幻想を見せられました。

ペギーとの再会をずっと望んでいたため、過去に留まろうと思ったのだと思います。

(2)「ありのままの自分」を生きてもいいと思ったから

これまで自由と平和のために自己犠牲を重ねてきたキャプテンアメリカ。

サノスという強大な敵を倒し宇宙規模の危機から世界を守り抜きました。

そのため、ヒーローの役目を終えたと思ったのかもしれません。

スティーブ・ロジャースとしての生き方をしてもいいと思ったのでしょう。

 

マーベル映画の特徴として「ヒーローも人間である」という描き方をします。

大きな仕事を終えたキャプテンアメリカがそう思っても不思議ではありませんよね。

エンドゲーム/老人姿のキャプテンアメリカを見て、悲しくも嬉しかった

最後に老人姿となったキャプテンアメリカに対して思ったことを述べていきます。

結論、悲しくも嬉しく思えた謎の感情になってしまいましたね。

 

彼はハワード・スタークが言っていた大義のために個人の幸せを犠牲にしてきた男。

『ファーストアベンジャーズ』では世界を救うためにペギーとの約束が守れませんでした。

そして、70年間の氷漬けとなり友人や家族を失い浦島太郎状態に。

その後、再び世界を危機から救うべくヒーローとしての役割を担うことになりました。

 

そんな彼が『エンドゲーム』で自分の人生を歩み年を重ね盾をファルコンに渡した。

もうヒーローではなく一人の人間として人生を全うするという意志の現れですよね。

キャプテンアメリカの引退はマーベル作品を観てきたファンとしては悲しいです。

 

ただ老人姿となったスティーブの穏やかな表情を見ると嬉しくもなるんですよね。

だってあんなに穏やかな表情を見せたのはあのシーンが初めてですからね。

ずっと自分の幸せを犠牲にしてきたヒーローがようやく普通の幸せを手にした。

そう思うと嬉しくなりましたね。

 

以上、「キャプテンアメリカの老人姿に思うこと」特集でした!

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