『ミッドサマー』ネタバレ考察/ペレに関する3つの疑問

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引用:https://www.phantom-film.com/midsommar/mystery/index.html
※当記事には『U-NEXT』などの広告プロモーションが含まれます。

怖いものみたさで観た映画『ミッドサマー』。予告通り不気味な映画でした…。

伏線の多い作品だったこともあり、気になる点もいくつかありましたね。

そこで今回はネタバレ考察第一弾として、主人公達を祝祭に招待したペレに注目。

彼に関する以下の疑問点を自分なりに考察してみました。

・ペレはダニーのことが好きだったの?

・ペレの両親はなぜ死んだの?

・生贄にしたことでペレは捕まらないの?

「映画『ミッドサマー』を観てペレについて気になったことがある」

…という方はひとつの考察として参考にしてみてください。

映画『ミッドサマー』のネタバレ情報が含まれているため閲覧には注意してください。

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『ミッドサマー』ネタバレ考察/ペレはダニーが好きだったのか

1つ目の疑問はペレがどういう思いでダニーに接していたかという点です。

ダニーは破局寸前ではあったものの、ペレの友人であるクリスチャンと交際していました。

そんな彼女をペレはどう思っていたのでしょうか。考察していきましょう。

考えられるのは2つケースです。

  • ダニーに好意を寄せていた
  • 「新しい血をもたらす者」または「メイクイーン候補」としてしか見ていない

僕の考察の結論を述べると、ペレは後者の想いが強かったのではないかと考えます。

考察:ペレはダニーのことを好きだと思える描写はある

ペレがダニーに対して好意を寄せていると思えるシーンはいくつもありました。

例えば、クリスチャンたちのたまり場(きっと女を連れ込んでそう…)でのシーンです。

 

家族を失ったダニーに対して、自分も両親を亡くしたと言って寄り添う姿が描かれました。

ペレにとってみれば家族の死という喪失感を共有できる相手を見つけたワケです。

この共感から好意を抱いても不思議ではありません。

 

加えて、ホルガ到着後にダニーに似顔のプレゼントをしているシーンもありました。

ダニーがメイクイーンに選ばれるとクリスチャンがいる側でキスをしていましたしね。

ペレはダニーに好意を抱いていたのかなと映画を観ている最中は思いました。

考察:ペレはいつでもホルガ優先の行動をしている

ただ、改めてペレの行動をみてみると、彼はホルガ優先で動いている人間です。

そもそもホルガに友人たちを連れてきた理由はネタバレですが以下の2つのみ。

  • 祝祭で必要な外部からの生贄(4人分)を差し出すため
  • ホルガのコミューン維持を目的とした新しい血を与えるため

 

幼い頃からホルガという共同体で育ったペレにとってはホルガが全てです。

「ここには本当の家族がいる」と言っていたくらいですからね。

彼の行動は全てホルガに繋がるものであって、そこに個人的な意思はないと思うんです。

 

ホルガの人々は共同体の維持・繁栄が最優先で、私的な感情はないと思うんですよね。

いわゆる共同体の価値を重んじる共同体主義、ないしは全体主義を持っている気がします。

上記を踏まえると、ペレはダニーに僕らが考える好意は持ってないと考えられますね。

『ミッドサマー』ネタバレ考察/ペレの両親はなぜ死んだのか

2つの目の疑問はペレの両親の死についてです。これはかなりに気になります。

前述のようにペレは幼い頃に両親を亡くしています。彼曰く火事が死因のようです。

映画『ミッドサマー』の本編ではペレの両親についてこれ以上の情報はありません。

ただ映画のネタバレですが、祝祭の仕上げは生贄を焼き殺す儀式で終わっているのです。

このことを踏まえるとペレの両親は以下の2つの説が考えられる気がします。

  • 両親はホルガ出身者で生贄に志願して死んだ
  • 両親はダニーたち同様に儀式に巻き込まれて死んだ

それぞれ考察しましょう。

考察:ペレの両親はホルガ出身で生贄になって死んだ説

これは非常にありえる説だと思います。

ペレはホルガ出身ですので、両親もホルガ生まれと考えるのは至って自然です。

あの村で起こる火事は祝祭の総仕上げである生贄を捧げるあの炎しか考えられません。

 

映画『ミッドサマー』で描かれた祝祭は90年に一度の儀式です。

しかし、毎年小規模な夏至祭が行われている可能性もゼロではありません。

これはメイクイーンの写真の多さから推察できます。

90年に1度のサイクルで女王を選んでいる割に歴代の写真が多すぎるからです。

数十年前の儀式で自ら生贄になったことでペレの両親は死んだのかもしれません。

考察:両親は儀式に巻き込まれて生贄にされて死んだ説

もう一つの説はダニーと同じように儀式に巻き込まれて死んだ説です。

 

ペレの両親は幼いペレを連れてホルガ出身の友人から祝祭に招待された。

そして恐怖の祝祭を目の当たりにして逃亡を図るも捕まり、生贄として焼かれた。

…というストーリーも想像できなくはないですよね。

 

ホルガは定期的に外部の人を呼んで生贄や新しい血を入れているワケですし。

ペレの両親がその候補者として知らず知らず祝祭に招かれても不思議ではありません。

この説を後押しするようなペレの台詞もあるんです。

「両親が死んで孤児になった僕を家族のように温かく迎え入れてくれた」

この「孤児になった僕」という表現が気になるんですよね。

両親がホルガの人で生贄になったとして残されたペレを村人は孤児と言うでしょうか。

多分言わないと思います。ホルガにとって生贄は名誉ある行為。

残された子どものことを「孤児」なんて考えないと思うんですよね。

例えば、「勇気の息子」といった表現で称えると考えます。

 

でも「ペレは孤児になった僕を温かく迎え入れてくれた」と言っていた。

両親は望んで生贄になっていないことを示唆しているのではないしょうか。

 

個人的にはペレの両親は祝祭に巻き込まれて死んだ説を推したいですね。

祝祭によって両親を殺されたという過去から自分と同じ境遇の人を生み出したい。

という歪んだ感情を背景にダニー達を誘っていたらスリラー映画的に面白いですからね。

『ミッドサマー』ネタバレ考察/ペレは最終的に警察に捕まるのか

ペレはダニーを含め4人の友人をホルガに連れていき結果的に3人を殺しています。

アメリカにいる家族は旅行から戻ってこないことに不審に思い捜索願いを出しますよね。

そうなるとペレはあの後捕まるのでしょうか。気になる人もいるのではないでしょうか。

ただ僕の考察を述べると、ペレは捕まらないんだろうなと考えています。

考察:大祝祭を成功させるために用意周到な準備をしていた説

90年に一度の大祝祭で外部から生贄候補を差し出す大役をペレは担っていました。

そう考えるとかなり用意周到に生贄候補のスカウトの準備をしていた考えるのが自然です。

生贄を差し出した後の始末、ホルガに捜査の手が及ばないような策を考えていたはず。

 

例えば、遠い異国の地から生贄を連れて来れば警察の捜査も及びにくい。

…という考えからスウェーデンからアメリカに留学したとも考えられます。

捜査を撹乱するため身分を偽って入国している可能性だってゼロではありません。

大役を担っているペレならこれくらいのことやってもおかしくありませんよね…。

 

実際にストックホルムでの女遊びを提案したマークにペレは村に直行すると言ってました。

今思えば足取りを掴めなくさせて捜査を難航させようとしていたのかもしれません。

考察:スリラー映画的にもペレは捕まらない展開のほうが面白い

加えて、そこまで準備を重ねていたほうが映画的にも面白い気がしますね。

 

旅行から帰ってこないことを不審に思った友人はペレの存在にたどり着く。

が、彼のことを大学に問い合わせると「そんな学生はうちにはいない」と言われてしまう。

やっとの思いでたどり着いたペレの自宅アパートはもぬけの殻だった———。

 

…なんて展開、スリラー系映画で思いっきりありそうじゃありませんか。

ペレのキャラクター的に、そして映画的にペレは捕まらないようにしていた気がしますね。

なんならペレは世界各地で身分を偽り生贄候補のスカウトを行っていたのかもしれません。

以上、映画『ミッドサマー』のネタバレ考察第一弾でした!

『ミッドサマー』より怖い!『へレディタリー 継承』もお勧め

ちなみに『ミッドサマー』の監督アリ・アスターは前作でもホラーを作っています。

それが『ヘレディタリー 継承』という作品。あらすじは以下の通り。

グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に悲しみを乗り越えようとする。だが、アニーたちはエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかず…。

この“何か”は悪霊のこと。思いっきり超常現象が起きる絶叫系ホラー映画なんですよね。

『ミッドサマー』はカルト集団の恐怖を描いていたので、別の恐怖を描いてるのがわかります。

 

映画の終盤まで恐怖の罠が張り巡らされているため『ミッドサマー』より絶叫はできます笑

ちなみに、TSUTAYAやGEOといったレンタル屋で400円くらいでレンタル可能です。

 

「絶叫してみたい」「アリ・アスター監督作品を見たい」という方は観てみてください。

ただお店で借りるのって面倒くさいですよね?家から微妙に遠いと尚更です。

 

もし同じように思っている方がいたら動画配信サービスで観るのも一つの手かもしれません。

例えば『U-NEXT』なら配信しています(※HuluやNetflixは未配信でした)。

 

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『へレディタリー』は550円の課金配信ですが、このポイントを使えばタダで視聴可能です。

 

スマホからでも簡単に登録できるため1〜2分で視聴できます。

『ヘレディタリー 継承』に興味は持ったけど、借りに行くのはダルいという方はお勧め。

U-NEXTでタダで「絶叫系ホラー」を楽しんでみてください。

本ページの情報は2020年3月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにて確認下さい。

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