北欧映画のホラー作品オススメ3選【怖いけど美しい】

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『ミッドサマー』をきっかけに北欧映画に興味を持った方、多いのではないでしょうか。

ホラーではありましたが、北欧ならではの映像美がありましたよね。

そのため、怖さの中にも美しさが同居しており北欧映画ならではの味がありました。

 

そこで今回は映画『ミッドサマー』に負けない北欧映画が作ったホラー作品を3つご紹介。

ハリウッドや日本映画にはない北欧産のホラーを味わってみたい方は参考にしてみてください。

ちなみに本記事で紹介する映画は動画配信サービスで見放題作品として配信されています。

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気になった方はスグに観られるので今日のエンタメとして視聴するのもありかもですよ!

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北欧映画のオススメホラー(1)『テルマ』

まず最初にオススメしたい北欧のホラー映画は『テルマ』です。

ノルウェー産のホラー映画ですが、『ミッドサマー』と同様に怖さの中に美しさがあります。

同作のあらすじやおすすめポイントなどについて解説しましょう。

あらすじ:禁忌の恋が恐ろしい力を呼び醒ます

ノルウェーの田舎町で信心深く厳格な両親に育てられたテルマ。

彼女にはなぜか幼い頃の記憶がなかった。成長したテルマはオスロにある大学に入学する。

 

内気な性格もありなかなか周りに打ち解けなかったが、ある日同級生のアンニャと出会う。

一緒に過ごすうちに徐々にアンニャに惹かれるテルマ。

 

それ以来、謎の心臓発作と共に彼女の周りで不可解な現象が起こり始める。

そしてアンニャが突如として行方不明となってしまう。

 

失われた幼き頃の記憶と不可解な現象の裏にテルマに隠された恐怖の力があった———。

おすすめ:ノルウェー代表作品に選ばれるホラー映画

映画に疎い人でも聞いたことがあるだろう名作『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。

『テルマ』の監督は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の監督の親戚だから驚きです。

 

名作を産んだ監督と同じ血筋を引いているのかノルウェーで高い評価を受けています。

アカデミー賞やゴールデングローブ賞で同国の代表作品に選ばれているくらいです。

 

世界最大の映画レビューサイトでは93%の満足度を出すなど高い評価を受けています。

観た人によって「ハッピーエンド」「バッドエンド」と解釈が分かれる点が特徴です。

 

恐怖を描くというより主人公のテルマの成長や葛藤に焦点を当てているのポイント。

そういう意味ではスティーブンキング作の『キャリー』にも通じるかもしれません。

あっちはかなり残虐なシーンもあるのですが…。

 

北欧の神秘的な街や自然を背景にダークと美しさが混ざりあった北欧ホラーって感じです。

評判(映画.comから引用)

ノルウェーの田舎町で育ったテルマはオスロの大学に寮から通うことに。

図書室で癲癇のような発作に見舞われ倒れてしまう。

直ぐに治まり異常は見つからなかった。

しかしテルマには魔力ともいうべき特殊な力があった。

独特の美しいタッチで描かれるので見入ってしまう。

特異なオカルト能力を持った主人公・少女テルマが、ノルウェーの片田舎町から大学生としてオスロに出て来て自我に目覚めるまでを描くホラー作品。

厳格な父親の元で、宗教や一般的な倫理観に束縛された少女期を送った主人公が、最終的にそれらの相剋を乗り越えて精神的自由と自立を獲得する、と言えば聞こえは良いのですが、家族を犠牲にしてまで正当化出来るものなのでしょうか…? 

主人公が得ようとしたものと失ったものを見較べた時、そのバランスの余りの悪さに正直当惑を禁じ得ませんでした。

この作品は飽くまで(宗教的)寓話と捉えるべきものなのでしょうけれど、主人公の最後の幸せそうな笑顔にはとても違和感が残ってしまいました。

北欧映画のオススメホラー(2)『ぼくのエリ 200歳の少女』

北欧映画のホラー作品で次にオススメしたいのは『ぼくのエリ 200歳の少女』。

ハリウッド映画で『モールス』というタイトルでリメイクもされています。

こちらも恐怖・絶叫といった感情では終わらない美しさや儚さのあるホラー映画です。

あらすじやおすすめポイントについて解説します。

あらすじ:心に闇を抱えた少年と謎の少女が織りなす愛と恐怖

ストックホルム郊外に住む12歳の少年オスカーは母親と二人暮らし。

興味のあるのはなぜかオカルトや猟奇殺人を記した犯罪関係の本ばかりだった。

 

クラスメイトからはイジメを受けているが、決してやり返すことはできない。

人気のない場所でポケットに忍ばせたナイフを持ち妄想の中でしか復讐できなかった。

 

そんな中、二人暮らしのマンションの隣部屋にある親子が引っ越してくる。

少女の名前はエリー。ミステリアスな雰囲気を持つ彼女にオスカーは次第に惹かれていく。

しかし、その頃からオスカーの周りでは猟奇殺人が相次いで…。

おすすめ:美しさと儚さを合わさったヴァンパイアホラー

ネタバレするとホラー映画でおなじみのヴァンパイアが登場します。

と言っても、視聴者を怖がらせるのがメインの作品ではありません(まー怖いけどw)。

 

どちらかというとオスカーとエリーの友情や愛を描くのが主軸の作品です。

そのため、観終わったあとに残る感情は「怖さ」ではなく「悲しさ」になります。

 

映像に関してですが、ストックホルム郊外が舞台ということもありすごく端正。

雪で白く染まった街や寒々しい灰色の空など冷却な空気感が漂っています。

 

心に闇を抱える少年とミステリアスな少女が登場する作品にぴったりな情景ですね。

あの雰囲気は北欧でしか出せない味かもしれません。

評判(映画.comから引用)

夏はホラー。すっかり忘れていたのでDVDで2度目の鑑賞。

冒頭から続く陰鬱な描写。そしていじめられっ子の美少年と謎の少女が惹かれ合う。少女の正体がわかるにつれ、襲いくる恐怖の描写。そして2人の行く末は…

いやー怖い。こんなストーリー性のある深いホラーは他に類を見ない。

招かれないと部屋には入れないんだね。そこもとっても(怖)

北欧映画のオススメホラー(3)『ボーダー 二つの世界』

最後に紹介する北欧のホラー映画は『ボーダー 二つの世界』です。

2019年にスウェーデン・デンマークが共同で作った映画。

実は同作は先ほど紹介した『ぼくのエリ』の原作者が脚本を手掛けている作品です。

もしかしたらホラー映画ではなくダークファンタジーやSFスリラーの部類に入るかも…。

あらすじ:醜い女性・ティーナを軸にあらゆる“ボーダー”が描かれる

違法なものを持つ人を嗅ぎ分けられる特殊能力を持つ税関職員のティーナ。

その能力のおかげで職場では重宝されるが醜い容姿のせいで、彼女はいつも孤独だった。

 

そんな中、同じ容姿を持つ怪しい旅行客の男・ヴォーレと出会う。

本能的に彼にシンパシーを感じたティーナは自宅の離れを宿泊先として貸し出す。

 

ヴォーレと過ごすうちに次第に彼に惹かれていくが、ヴォーレには秘密があった。

そんな中、ある児童虐待事件の捜査に関わることになるのだが…。。

おすすめ:描かれる「怖さ」の種類が普通のホラー作品とは違う

醜い容姿のせいでティーナは生まれながらマイノリティな存在。

だからこそ常に感じる常に自分と周りにあるボーダーを感じて苦しんでいました。

(ネタバレするとティーナは実は人間ではなかったのです)

 

タイトルであるボーダーは様々な境界線を描いており、ティーナの苦しみもその一つ。

とは言え、同じ容姿を持つヴォーレとの間にもあるボーダがありました。

 

本作が描いている「怖さ」はいわゆるホラー映画が描く恐怖とは違います。

容姿・考え方・生まれ育った環境の違いからくるボーダー(境界線)なんですよね。

 

本編では北欧の美しい自然も描かれており、本作が描く「怖さ」を引き立てる感じがします。

映画レビューでは「面白い」「つまんない」といった二者択一な評価は少ないです。

 

語彙力がなくても申し訳ないのですが、なんとも言えない感情になると思います。

北欧映画が作るホラー特有の後味と言ってもいいかもしれません。

評判(映画.comから引用)

本作品の主人公ティーナは怪異な見た目ではあるが特別な能力があることで税官吏になれた訳だが、少なくとも言語を理解するから人間扱いされているのであって、もし言葉ができなかったら警察犬並みの扱いであっただろうと考えられる。

何も説明せずストーリーの上で徐々に真相を明らかにしていく手法は見事で、ミステリーとしては上出来の作品だと思う。ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」という映画を思い出した。

日常的で当たり前に見える光景も、ひとたび仮面を剥がせばその下には異形の存在が隠されているかもしれない。映画を観ている間はそれほどに感じなかったが、終わっていろいろ思い返すと、この作品には底しれぬ怖さを感じる。

大音響と映像で驚かせるハリウッドのホラー映画とはまったく違った、本物の怖さというか、現実にあってもおかしくない怖さである。結末も真相もすべて観たにもかかわらず、思い出すと怖くなる作品は滅多にない。もしかしたら大変な傑作ではないかという気がする。

まとめ:「怖い」だけで終わらないのが北欧映画ホラーの醍醐味

3作品に共通するのが、神秘的な森や川、寒々しい空など北欧の空気感が描かれていること。

日本人には馴染みのない独特な雰囲気が相まって独特なホラー映画に仕上がっていますね。

 

『ミッドサマー』をきっかけに北欧映画に興味を持った方は一度観てみるのも良いかも。

「うわー怖かった」といった単純な感想には決してなりませんから見応えは十分です。

 

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