画像引用:https://ciatr.jp/topics/311139
本日公開した『スパイダーマン ファーフロムホーム』。
さっそく映画館まで足を運んで観ました。
そこで今回は同作品に登場した謎のヒーロー『ミステリオ』に迫ります。
彼はどんな能力を持っていたのでしょうか。気になる方、多いですよね。
いきなり結論ですが、コミック版と同じようにVFXを駆使できる能力を持っていました。
つまり彼はヒーローではなかったのです。
映画を観たmovierunnerの編集長ノリが以下の点について分かりやすく解説していきます。
- ミステリオにはどんな能力がある?事前情報と実際の能力について
- マーベルコミック版と映画『ファーフロムホーム』版との違い
事前情報ではスーパーヒーローの能力がありそうなミステリオ
『ファーフロムホーム』のCMでは空を飛び緑色のビームを放ち怪物と戦っていたミステリオ。
マント姿はソーに似ているし、ビームを発する時に浮かぶ紋章はDr.ストレンジに似ています。
映画雑誌などに掲載されていた情報では、以下のような情報もありました。
- サノスの指パッチンの影響で違う次元からやってきたヒーロー
- 火・水・風・土の要素を操れるクリーチャーと戦っている
- スパイダーマンのヒーローとしての悩みを聞く新たな師の側面もある
何やらすごい新ヒーローが登場したもんだ!と思いますよね。
しかし、冒頭で述べた通り、彼はヒーローなんかではありませんでした。
空を飛ぶ能力やビームを放つ能力は全くなかったのです。
実際のミステリオはマーベルコミック版と同じ能力の持ち主
映画で描かれた彼の能力はマーベルコミック版のミステリオと同じでした。
能力(1)最新VFXを駆使できる
最新のホログラムプロジェクターを搭載したドローンを使って様々な場所で映像を流せます。
ドローンを使った攻撃も行ない街であたかも巨体モンスターが暴れ回ってる映像も可能。
予告編で映し出されていたモンスターとの戦いは全てCGによる偽映像だったんですよね。
能力(2)仲間をまとめセルフプロデュースできる
目的達成のために仲間をまとめ仕切るのもミステリオの力。
ミステリオの目的は、自身を世界の危機に立ち向かうヒーローになること。
そのために映像制作メンバーやミステリオの世界観を作るシナリオライターなどを統率。
自身の目的のためにメンバーを鼓舞させ能力を引き出させる姿はプロデューサーのよう。
この能力を使いスパイダーマンやニックフューリー、世界中の人々を騙すことに成功します。
マーベルコミック版との違いはミステリオが使うメインの武器
ちなみにマーベルコミック版のミステリオと能力で明らかに違う点はありません。
コミック版もVFXを使った幻想により相手を惑わせる能力を持っていました。
強いてマーベルコミック版との違いを言えば。使用する武器に違いがありましたね。
映画版ではスタークインダストリーズの軍事システムを掌握し悪用していました。
(ホログラム投影として用いたり、実際の攻撃に使用したり)
しかし、マーベルコミック版ではスタークインダストリーズの武器は使っていません。
スパイダースセンスを妨害できるガスを使ってスパイダーマンを攻撃しています。
こうした描写がなかったのはマーベルコミック版との違いの一つ。
ちなみに、映画ではスパイダースセンスのことを「ピータむずむず」と呼んでいました(笑)。
メリーおばさんが名付けたようで、当の本人はその名前を嫌がっていましたね。
MCUの『スパイダーマン』の笑いのセンスは高いですね。
マーベル映画の中では能力は低いもののそれでも手強かったミステリオ
ここまでの解説を読んで「ミステリオってしょぼくない?」と思ったかもいるかもしれませんね。
前作の『エンドゲーム』のサノスたちは銀河系の生命を半分消滅させましたからね。
マーベル映画にこれまで登場したヴィランの能力に比べると見劣りするのは確かにあります…。
ただ、ミステリオの能力はかなり有効でスパイダーマンは苦戦を強いられました。
例えば、MJがビルから落ちるバーチャルリアルティ映像を映し出し動揺させたり。
VFXでニックフューリーになりすましスパイダーマンを信用させ秘密を話させたり。
サノスに比べれば小物な悪役ですが、それでもスパイダーマンを追い詰めました。
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