『アリータ バトルエンジェル』の原作の魅力【絶対ハマる】

アリータ
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(画像はhttps://blog.foxjapan.com/movies/alitabattleangel/news/のスクリーンショット)

『アリータ バトルエンジェル』を公開初日に観たのですが、面白かったですね。

映画をきっかけに原作の『銃夢』を知り、今読み始めたのですが、こちらも面白い!

個人的には映画以上かもしれません。今回はそんな『アリータ』の原作の魅力を紹介。

『アリータ バトルエンジェル』に興味を持った方ならハマると思いますよ。

もう映画を観た方も、これから映画を観た方も要チェック!!

※現在、原作『銃夢』の4巻まで読了しているので、その時点の魅力紹介となります。

アリータ バトルエンジェルの原作が持つ魅力/キャラが興味深い

なんと言っても原作漫画の各巻に登場するキャラクターがいいですね。

各キャラクターの生い立ちや過去、苦悩を描かれており、悪役でも興味深いです。

映画『アリータ バトルエンジェル』を観てから、原作を読んでいることもあり、

2時間でムリに収められているキャラクター像に比べて、それぞれ魅力的だと思います。

 

例えば、映画では空中都市ザレムを支配するノヴァの手下として登場するグリュシュカ。

原作ではマカクという名前で出るのですが、彼の生い立ちを原作では描いていました。

『アリータ バトルエンジェル』ではこれはありません。

具体的には、マカクは異臭漂う暗闇の地下の世界でたった一人で生きていました。

母親からはゴミ同然に産み落とされて、そのまま地下の世界でドブネズミを食らう生活。

病気に伏せ生死の境を彷徨う中、映画でも現れたノヴァによってサイボーグ化。

誰からも気にかけられない過去が反動となり、誰からも恐れられる存在へとなっていきます。

キャラの背景が分かるとその行動原理に納得するんですよね。

だから、魅力というとかなり語弊がありますが、物語に深みが出ていいんですよね。

 

他にも、興味深いと思ったのは、アリータの見つけたサイボーグ技師のイド。

原作では、彼はよりフクザツ、そして人間くさい側面を描かれていましたね。

例えば、ハンターウォリアーになった理由。

ガリィには自身が営む診療所の経営を守るためと、説明していました。

ですが、他にも理由があったのです。それが賞金首を殺る瞬間の快感を得るため。

これは読者のみに説明されており、ガリィはイドのサディスティックな側面を知りません。

人当たりの良さそうなイドの中にもおぞましい側面を持っている。

イドの意外なギャップは、なにか読者を惹き付けるものがありますね。

 

また、この他にもイドの人間臭さを感じるシーンがあります。

それが、原作の3巻・4巻で描かれたローラーボール編のときの行動。

3巻で、ガリィは初恋相手を失い、その悲しみからローラーボールの選手に転じるんです。

ローラーボールは試合中なら合法的に相手選手を殺害できる危険なスポーツイベント。

そんな世界からガリィを戻すために、なんとガリィの対戦相手の技師になるんです。

普通に呼び戻してもガリィは言うことは聞かないハズ。

ならば、ガリィを打ち負かす相手との試合で、ガリィの心を折らせるしかない。

そう考えローラーボールのチャンピオンチームにサイボーグ技師として入ってしまうんです。

映画『アリータ バトルエンジェル』では描かれていないイドの人間くささ。

原作にしかない魅力だと思います。他にも映画に出てくるヒューゴとかも良かったですね。

彼がなぜあれほどザレムにこだわるのか。その理由がしっかりと描かれていました。

そのため、映画と原作を比べたらはるかに原作の彼のほうが感情移入できましたね。

アリータ バトルエンジェルの原作が持つ魅力/世界観が興味深い

『アリータ バトルエンジェル』の原作『銃夢』の世界観がとにかく広い。

自身のことを妄想家だと思っていますが、それを余裕で超える広大な世界観があるんです。

例えば、空中都市ザレム。

空中都市という発想は、ジブリのラピュタとかで馴染みのある世界観だと思います。

ただ、『アリータ バトルエンジェル』の原作には、プラスαの要素がたくさんあるんです。

原作の2巻で判明するのですが、空中都市には天まで届く巨大な柱があるんですよね。

しかも、その巨大な柱は地上と宇宙を繋ぐ軌道エレベーター。

空中都市の更に上にも、何かがあることが示唆されているんですよね。

他にも、300年前の大戦で使われていたと思われる戦闘艦の残骸があったり…。

ガリィの失われた記憶のフラッシュバックシーンでは火星のような風景が描写されたり…。

これからどんな物語が展開されても、着地できるような壮大な世界観があるんです。

そのため、読者の想像力を刺激してくれ、読者を魅了する一つのスパイスになっています。

『アリータ バトルエンジェル』の原作は“未完結”。今後の展開に期待

 

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