(画像引用:https://eiga.com/movie/90120/special/)
先日、『キャプテンマーベル』は観てきました。
公開からわずか9日間で世界で840億円の興行成績を残すほどのヒット作品です。
実際に観ると「これはヒットするわ」と納得できる面白さがありました。
今回は『キャプテンマーベル』のネタバレを交えつつ良い点・悪い点の感想を述べます。
※同作品を観るか迷っている人やみんなの感想を知りたい観終わった方向けの記事です。
※『キャプテンマーベル』のネタバレが含まれますので、閲覧には注意してください。
『キャプテンマーベル』ネタバレ感想/ストーリー展開が良く楽しめた!
(画像引用:https://jp.marinabaysands.com/entertainment/news/captain-marvel.html)
【ネタバレ注意】主人公と同じ心境でストーリーに入れる!
結論から述べると、主人公に気持ちが乗りやすくストーリーに入り込めました。
キャプテンマーベルは記憶を失い自分が何者なのかわからないキャラクターです。
自分の過去やどうして超人的な力を手に入れているのか知りません。
映画はそうしたキャプテンマーベルの過去を探っていくストーリーです。
観客が抱く疑問と主人公の悩みが一緒のため、キャラに気持ちが乗りやすい。
だからストーリーが進みだすと主人公と一緒に駆け巡れるんですよね。
スパイアクション映画の『ボーン・アイデンティティー』と同じ図式ですね。
あれも記憶を失ったCIA工作員のジェイソン・ボーンが自身の過去を探る話です。
観客は当然、ジェイソン・ボーンが何者か分からない状態でストーリーが進みます。
主人公と同じ心境のまま物語が進むので、感情移入がしやすいんですよね。
一方で同じスパイアクション映画の『ミッション・インポッシブル』は違います。
トム・クルーズ演じるイケてる超強いエージェントが困難に立ち向かう話です。
観客はトムが演じるキャラを既に知っているため、活躍するのを眺めるだけの図式。
映画として面白さは十分あるのですが、あまり感情が乗りません。
個人的に感情移入したキャラクターが活躍する映画が面白いと思うタイプです。
ですので、『キャプテンマーベル』は面白いと思いました。
【ネタバレ注意】どんでん返しのあるストーリーがグッド!
加えて「予想を裏切るストーリー展開」があった点も良かったですね。
本作の核心的なネタバレですが、味方だと思っていた人物・勢力が実は敵だったんです。
主人公は6年前にクリー帝国に拾われて超人的な能力を得た女性です。
彼女は帝国の特殊部隊に所属し、ヨン・ロッグ司令官の訓練を受ける日々を過ごします。
6年前の記憶は無くしているものの、繰り返し同じ夢を見る悩みを抱いていました。
映画ではクリー帝国に敵対するスクラルというテロ勢力を掃討する話が進みます。
しかし、映画の終盤でスクラルはクリー帝国から迫害を受けていたことが分かります。
また、繰り返し見ていた夢は6年前に記憶を失う直前の出来事であることが判明。
そこで主人公を殺そうとしていたのはヨン・ロッグ司令官であることが分かるんです。
ただ、その場で主人公は爆発巻き込まれてしまい記憶を失ってしまいます。
以降は彼女が記憶を失くしたのをいいことに帝国の一員として教育していました。
自分が何者か分かったタイミングで倒すべき相手が味方側だったと気づく展開。
ストーリーの中盤まで主人公も観客も騙されていたんですよね。
どんでん返しのある展開は作品をより魅力的にする大切なエッセンスのひとつ。
それが『キャプテンマーベル』にあったため、すごく楽しむことができました。
ただ、面白かった一方で、ちょっと気になる点もあったんです…。
『キャプテンマーベル』ネタバレ感想/ストーリーは良いが今後に不安…
(画像引用:https://www.youtube.com/watch?v=0LHxvxdRnYc)
【ネタバレ注意】敵が不在?覚醒後のマーベルが強する…。
主人公への感想移入のしやすさ、そしてどんでん返しのストーリー展開。
繰り返しになりますが、『キャプテンマーベル』はスゴく面白い作品です。
とは言っても不安点がないかというとそうではないんですよね。
それの一つがキャプテンマーベルの強さ…。
物語が終盤に自身の過去やパワーを手に入れた経緯が分かり、覚醒するんですよね。
ただ、ネタバレすると、覚醒後のキャプテンマーベルが最強すぎるんですよ…。
宇宙船から放たれた超高速で向かってくる巨大ミサイルを受け止める怪力…。
自由自在に飛べる能力。大気圏内も宇宙空間もOK。しかも銀河間の航行もできる…。
アイアンマンも顔負け。腕からビームを発射できる…。本当に本当に最強すぎるのです。
【ネタバレ注意】最強すぎてあまり親近感がわかないかも。
アイアンマンの飛行能力やビーム能力。キャプテン・アメリカやハルクの怪力などなど。
キャプテンマーベルは他のヒーローが持っている多くの能力を持っています。
いわばマーベル最強の“ヒーロー”なんですよね。
『キャプテンマーベル』の終盤で観客に見せつけたマーベルの強さは驚異的。
あの活躍ぶりを見てしまうと、「もはや敵はいないのでは?」と思ってしまうほど。
面白く感じるストーリーに主人公の「変化」「成長」は絶対に欠かせません。
この「変化」「成長」には主人公の前に立ちふさがる困難が大切。
しかし、本作で描かれたあの最強ぶりを見ると、困難なんて訪れなさそう…。
って思ってしまうんです。
キャプテンマーベルはこれからのマーベル映画を引っ張る存在です。
ゆえに最強である必要があるのは分かりますが、彼女があまりに強すぎる。
ですので、観客として主人公に親近感が湧くかどうか疑問に思ってしまいました。
まとめ:映画は面白かったけど主人公が強すぎる点に不安
- 記憶喪失の主人公と一緒に過去を探る物語のため感情移入しやい。
- ストーリーの終盤で敵と味方が入れ替わる展開が良かった。
- 覚醒後のキャプテンマーベルが最強すぎて敵があまりにも弱い。
- 最強が故に物語に欠かせない主人公の「成長」を描けるのか不安。
ちなみに、Huluではマーベル映画の配信を行なっています。
『キャプテン・マーベル』をきっかけにマーベル映画をおさらいしてみるのも◎。
今後公開されるマーベル映画をもっと楽しむことができるためオススメですよ。
初回登録は2週間無料ですし、家族名義で初回登録すれば1ヶ月以上タダ観できますw
そもそも月額は933円。1日30円で50000本の映画が見放題ですからオトクです。
Huluでマーベル作品を見まくって最新作をもっと楽しむのもアリだと思います。
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