こんにちは。MOVIERUNNERの編集長リノです。
今回は金曜ロードショーで地上波初放送される『ドクターストレンジ』を特集。
同作で登場するモルドについて注目しました。
主人公らのグループから離反したモルドは今後どうなるのでしょうか。
原作コミックなどの情報をもとに考察していきたいと思います。
- 続編『ドクターストレンジ 2」でモルドは出てくるのか気になる
- 原作ではどんな風に描かれていたのか気になる
といった疑問に対してサクッと分かりやすく考察していきます。
<注意!ネタバレあり>
こちらの記事は『ドクターストレンジ』を観た方前提の内容となっております。
そのため、同作や原作のネタバレ情報を多数含みます。閲覧にはご注意ください。
『ドクターストレンジ2』の考察前に全作でのモルドについて復習
モルドの今後を考察する前に映画『ドクターストレンジ』での活躍をおさらいしましょう。
「もう知ってるよ!」という方はこのパートは読み飛ばして次の原作考察に行ってくださいね。
物語前半、モルドはドクターストレンジの兄弟子でよき理解者だった
劇中ではモルドはドクターストレンジの面倒見の良い兄弟子として登場しました。
例えば、当初ストレンジに魔術を教えることを渋っていたエシェント・ワンを説得。
魔法の世界に招いた人物です。彼がいなければストレンジは門前払いを食らっていたはず。
ある意味、ドクターストレンジというヒーローを導いた存在と言えるでしょう。
ストレンジの修行が始まると、モルドはお目付け役として魔術や戦闘術を教えていきます。
スターウォーズで言うところの若き頃のオビ=ワンという感じでしょうか。
ストレンジに魔術や規律などを教えていきました。
しかし、物語が進むにつれてモルドの心情に変化が現れていきます。
物語後半、モルドはストレンジらと共闘するも思想の違いから後を去る
モルドは自然の摂理を守ることを信念とする魔術師。(なぜその信念を持ったのか謎ですが)
そのため、物語の後半で明らかになったエシェント・ワンの秘密を知り師匠に失望します。
後半では、本作のヴィランであるカエシリウスらに対して、ストレンジと共闘。
が、ドクターストレンジもタイムストーンで自然の摂理に反する力を用いたことで憤ります。
結果、戦いが終わった後ドクターストレンジらの前から去ってしまいました。
映画『ドクターストレンジ』のエンドロールでは、魔術で身体を治癒した男性の前に登場。
「この世界には魔術遣いが多すぎる」と言い彼を襲い治癒に使ってた魔術を解く有様。
恐らく、魔術で自身の障害のある身体を治すのも自然に反するという理屈なのでしょう。
モルドが悪の道を歩み始めたことを示唆する描写で終わりました。
『ドクターストレンジ2』では宿敵になる?モルドの今後を原作から考察
さていよいよ本題、モルドの今後について考察していきます。
まずは原作のモルドについて調べました。
原作ではモルドはドクターストレンジの宿敵の一人だった
映画では主人公の兄弟子からダークサイドに落ちたモルド。
原作も同様にエシェント・ワンの弟子でした。
ただ、ドクターストレンジの登場により狙っていた魔術師の位に付けなくなることが判明。
エシェント・ワンのもとを去り、手段を選ばず魔術師の最高位を狙うヴィランとなりました。
それ以降、モルドはドクターストレンジの宿敵として長い間、戦いを繰り広げます。
原作では、映画の最後に登場した暗黒次元の敵・ドルマトゥの手下でもありました。
そのため、映画版のモルドはその使用を糾弾した黒魔術も原作ではためらいなく使います。
続編『ドクターストレンジ2』ではモルドは、善悪の両方を持つ敵になりそう
モルドの今後ですが、原作ではストレンジの宿敵ですし続編ではヴィランとして出るでしょう。
とは言え、完全な悪というワケではなく悪と善の間で揺れ動くキャラとして出ると思いますね。
このように考察するワケは2つあります。
- 原作のモルドは最後は改心した
原作のモルドは黒魔術を使った副作用とガンに侵されてしまい命を落とします。
ただその前に自身の行ないを悔い改めて、悪の道から離れました。
- 監督がロキのようなキャラにしたいと発言
海外誌のインタビューによると『ドクターストレンジ2』の監督は以下のように語ってました。
「コミックを読んだことがある人なら分かると思いますけど、バロン・モルドって独自の物語があって、一作目でもそこをキウェテルと話し合っていたんですね。
キウェテルがモルド役を演じたいと思った理由は、彼にはキャラクターとして決定的な結末があって、それがすごく魅力的な終わり方だったから。
僕たちがこの映画に起用されようとされまいと、マーベルはこのエンディングの描写に挑んでいくだろうし、ただの薄っぺらいヴィラン以上のものに仕上げる意気込みだと思う。
ロキくらい最高なレベルに持っていく、これが目標です。」
ロキはアベンジャーズのメンバーであるソーの義理の弟。
魔術を用いて人を欺くのが得意な人物で減らず口を叩くヴィランです。
映画『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』では世界征服を目論んだキャラ。
しかし、映画『マイティ・ソー/ラグナロク』などでは減らず口を叩きながらもソーらと共闘。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではソーらとサノスと戦い命を落としました。
一概に悪とは言えないキャラなんですよね。
監督曰くロキ並みにしたいため、悪と善の側面を持つ敵として描かれる気がしますね。
続編『ドクターストレンジ2』では、モルドは最後に改心し共闘してくれそう
『ドクターストレンジ』の続編ではヴィランが2体以上登場するとの情報もあります。
そのため、モルドはサブヴィラン的な感じで登場し、ドクターストレンジを攻撃。
しかし、メインヴィランがより自然の摂理に背く存在と知るとストレンジと共闘する。
そんな感じで描かれるような気がします。
最後は原作のように命を落とす前に改心すると思っています。
イメージで言うところのサム・ライミ版『スパイダーマン3』のハリーですね。
彼はもとはピーターの親友でしたが、スパイダーマンが父を殺したと誤解。
父と同じくグリーンゴブリンとしてスパイダーマンに憎悪を募らせました。
ただ最後は誤解が溶け、スパイダーマンとともに共通の敵を打ち破りました。
敵でありながらも、やはり兄弟子としての善の部分も持っている。
そんな悪とは断言できないヴィランとして登場しそうな気がします。
以上、「ドクターストレンジの宿敵になる?モルドの今後を原作から考察」でした。
あなたはモルドは今後どうなると思いますか。あなたなりの意見、待ってます!
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