『スパイダーマン ホームカミング』ネタバレ/ヒロインの父がヤバイ

スパイダーマン:ホームカミング
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この夏、話題作品の1つである『スパイダーマン ホームカミング』。公開の次の日に早速観たのだが、非常に面白い。歴代のスパイダーマンシリーズの中で、一番満足度の高い作品で、この夏ナンバー・ワンの映画と言ってもいいかもしれない。

ヒロインも刷新され、トビー・マグワイア版のヒロインのMJや、アンドリュー・ガーフィールド版のヒロインのグエンはせず、新たに”リズ”というヒロインが登場。

学校一の美人で頭脳明晰。ピータが憧れる年上のお姉さん。しかし、そんなヒロインの父親の正体がヤバかった…。今回は、彼女の父親の正体をネタバレ解説する。

※以降は『スパイダーマン ホームカミング』のネタバレを含むため、閲覧に注意して下さい。

※画像は公式サイトより引用しています。

『スパイダーマン ホームカミング』ネタバレ/愛しのヒロインの父親は◯◯だった

主人公の憧れの相手で本作のヒロインでもあるリズ。しかし、そのヒロインの父親は、なんと本作でスパイダーマンの敵となるバルチャー(エイドリアン)だったのだ!

バルチャーとは、前作の『アベンジャーズ』などで敵となったエイリアンの武器などの残骸を、現代の技術と融合させて新しい武器に作り変えて悪党に販売しているチームを引きているリーダー。バルチャー自身はウィングスーツを装着し縦横無尽に空を飛び回ることができる。

そんなバルチャーとヒロインの関係性が判明したのは、映画の後半。衝撃的な展開だった。ピーターがリズに学校のパーティを誘うために、彼女の自宅に訪れた際、ピーターを迎え入れたのがエイドリアンだったのだ。

一瞬、バルチャーがスパイダーマンの正体に気づいて、憧れの存在であるリズの家を襲撃したのかと思い、「ぬおおお!!」と心の中で叫んだが、その後スグにリズの父親であることが判明したときは更に「えええええええ!」と叫んでしまった。

ただ、思えば、トビー・マグワイア版のスパイダーマンの宿敵であるグリーン・ゴブリンは親友・ハリーの父親だった。ある意味、スパイダーマンお決まりの展開だったのかもしれない。

『スパイダーマン ホームカミング』ネタバレ/敵となるヒロインの父は“悪”ではない

バルチャーの正体がヒロインの父・エイドリアンだとわかったピーター。だが、そのエイドリアンも、娘とピーターの会話から彼がスパイダーマンと見破ると銃を突きつけ、これ以上邪魔したら殺すと脅迫。娘の前では決して見せない悪・バルチャーの表情をみせる。

しかし!このバルチャー、確かに敵ではあるが、”悪党”とは言い難い。というのも、ネタバレにはなるが、もともとエイドリアンは、『アベンジャーズ』で宇宙人種族チタウリとの戦いで甚大な被害にあったニューヨークの復興の一役を買うために全財産をかけて起業した働き者。

ところが、トニー・スタークと政府が、ダメージ・コントロール局と呼ばれる組織を設立。彼が始めたチタウリなどの武器の廃品回収業を廃業に追い込んでしまう…。そこで、自身の家族や部下とその家族の生計を立てるべく、やむなく廃品を武器にして売る組織を作るのだ。

※悪の道で、家族のため部下のためにしっかりと働くヒロインの父・エイドリアン。

“上の奴らは理不尽だ。これは間違っている”“守るべき家族や部下がいる”という想いから、悪の道へ進んでしまうエイドリアン。どうだろうか。敵ではあるものの、悪党とは言い難い存在ではないだろうか。敵となるエイドリアンにむしろ共感してしまう側面があるのだ。

主人公のピーターの親しみやすさ、そして敵となるエイドリアンの境遇に共感してしまう本作品、こうした側面も本作がこの夏、一番面白いと感じた要因のひとつかもしれない。

スパイダーマンは、2018年公開予定の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも出演予定だし、恐らく、スパイダーマン単作での次回作もあるだろう。

どういったストーリーになるのかは不明だが、マーベル・コミックのストーリーをベースになるのは間違いない。予習も兼ねて、よりスパイダーマンのことを知るべく、スパイダーマンの究極のガイドブックと銘打っている『スパイダーマン大全集』を読んでみたいと思う。

皆さんも読んでみてはいかがだろうか。よりスパイダーマンを楽しめるハズだ。

 

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