8月11日に公開スタートした『スパイダーマン ホームカミング』。何度も映画化されてきたスパイダーマンはどれも面白かった。(トビー・マグワイア版の3作目は微妙だったけど…)
しかし!まるでスパイダーマンがマンハッタンのビルを軽々と飛び抜けるように、『スパイダーマン ホームカミング』は、歴代のスパイダーマンシリーズの中で、個人的には1番面白い作品になった。
ここでは、ネタバレを含みつつなぜ面白かったのか自分なりに評価したいと思う。上映時間133分の作品だが、あっという間に過ぎたように感じるほど、ラストまで面白かった。
※以降は『スパイダーマン ホームカミング』ネタバレを含みます。閲覧に注意してください。
※画像は公式サイトより引用しています。
『スパイダーマン ホームカミング』ネタバレ/ラストまで面白いワケ:親しみやすさが断トツ。
マーベルヒーローの中でも断トツ人気のスパイダーマン。その理由は、スパイダーマンの親しみやすさ。(発明家であり超金持ちのプレイボーイのトニー・スタークに憧れは持っても、親しみは持てない)本作は、その親しみやすさが、歴代の作品の中で1番上手く描かれていた。
主人公のピーター・パーカーは、スクールカーストの中で、恐らく「中の下・上」くらいに位置する冴えない15歳の高校生。(おおお!俺と同じwww)
好きな上級生・リズを遠目で見てうっとりしたり、彼女がスパイダーマンのことが好きだと知ると、「僕、スパイダーマンの友達!」と言って、彼女の誕生パーリーにスパイダースーツを忍ばせてやって来たり。とにかく行動が思春期真っ只中の青年!
しかも、アベンジャーズに憧れてなんとか仲間入りを果すべく、道に迷っているおばちゃんに道案内をしたり。道の人に「YouTubeでみたことある!バク転して!」というオーダーに健気に応えたりしてしまう。みんなが愛してやまない”親愛なる隣人”を上手く描いていた。
もちろん、歴代の『スパイダーマン』でも、親愛なる隣人感のある描写はあった。しかし、高校生のピーターを演じていたトビー・マグワイアは当時27歳。『アメイジング・スパイダーマン』でピーターを演じていたアンドリュー・ガーフィルドは当時28歳。皆さんアラサー。
一方、本作でピーターを演じたはトム・ホランドは21歳。設定年齢により近いため、”15歳の青年の未熟”さも上手く描かれ、観る側としてはより共感しやすかった。
『スパイダーマン ホームカミング』ネタバレ/ラストまで面白いワケ:最後まで笑いアリ。
マーベルヒーローにはユーモアがたくさんあるのが魅力。本作でもそのユーモアさはあり、最初からラストまで笑えるポイントがたくさん。(笑えちゃう箇所をネタバレするので注意)
例えば…ピーターがヒーロー活動を終え、建物の壁から自分の部屋の窓に入り、天井をつたってゆっくりドアを締め、スパイダースーツを脱ぐ瞬間を、レゴのデス・スターの完成をピーターに見せようと、彼の部屋で待っていた親友のデッドに思い切り見られてしまったり。
例えば…アイアンマンのジャーヴィスのように、スパイダースーツには、意思疎通ができるきれいな女性の声を持っているAI(ピーターはカレンと名付けた)に、恋愛相談をして、リズを命を賭けて絶賛救出中に「今が告白するベストタイミングです」とアドバイスされたり。
とにかく笑えるシーンが盛りだくさん。映画のラストでは、スパイダースーツを脱いでいるところをメイおばさんにバレ「きゃああああ!」となって終わったりと、(あの後どうなったんだろうw)観客に笑いを提供してくれる作品で良かった。
他にも、面白かった理由はあるのだが、ちょっとコンテンツ量がどえらく多くなりそうなので、一旦ここまでとする。
『スパイダーマン ホームカミング』ネタバレ後記
ほんと個人的にこの夏ナンバーワンの映画だと思う。歴代のスパイダーマンシリーズとは全く別物であり、アベンジャーズシリーズを見なくても、本作単体だけでストーリー理解はできるので、本作が初めてという方でも安心して楽しめる作品だ。もちろんアクションはハリウッド映画ならではの大迫力。
完全に配給会社の回し者みたいになっているが、この夏絶対に観るべき映画だ。お近くの映画館へGOです!
ちなみに、スパイダーマンは、2018年公開予定の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも出演予定。恐らく、スパイダーマン単作での次回作もあるだろう。
どういったストーリーになるのかは不明だが、マーベル・コミックのストーリーをベースになるのは間違いない。予習も兼ねて、よりスパイダーマンのことを知るべく、スパイダーマンの究極のガイドブックと銘打っている『スパイダーマン大全集』をゲットしたいと思う。
これを読んでいるあなたも、ゲットしてみないか。原作との違いや各キャラクターの生い立ちなどもわかり、より『スパイダーマン ホームカミング』や新作を楽しめるハズだ。
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